今日は10年近く愛用してきた塗装ブースを新たにバージョンアップしたのでその記録です。
旧環境の塗装ブース
これが今まで使ってきた塗装ブース。
今は無き会社の後輩からもらったGSIクレオスのMr.スーパーブースです。廃盤品ですね。今購入するなら後継品のMr.スーパーブースコンパクトでしょうか?どーなん?
Mr.スーパーブース、吸気能力はそこまで高くない感じです。すぐフィルターも目詰まりし、塗装後は室内に粉じんが蔓延して困ってました。
室内にセットアップしてますが、今まではこの一式をお外に塗装の度に用意してエアブラシ塗装してました。外なので粉じんは気にすることはないのですが、準備がまぁ×10めんどくさいこと。なので室内に勝手に塗装環境作ってみましたが、家族に臭いなどで迷惑を掛けないことは必須条件で新塗装ブースは検討しました。

Mr.スーパーブースでHG1体ほど室内で塗装しました。その時の排気はこんな感じ。真冬のお外での塗装に比べればまぁ快適。ただ、吸排気効率が悪いことと、若干冷風が入ってきて寒いという。

排気ダクトの先端はこんな感じにしてます。一応、粉じんなどが家の外壁などにこびりついて汚れたらいやかなぁとゴミ袋に突っ込んで新聞紙で吸着する感じです。効果のほどはわからん。塗装ごみと一緒に捨てられるから楽でした。

新環境の塗装ブース
実はあたらしい塗装ブースにはネロブースminiが欲しかったです。が、あまりの高さに日和って候補から外しました。
そして今回塗装ブースとして購入したのが、「ネロブースmini中古でもいいか~」ってフリマアプリ物色してて見つけたのがこれ。自作ブース材料をひとまとめにしてくれた塗装ブースキット。商売上手ですねw
ちなみに組み立て式ですので自信ない方は別のものを。あと、ファンも別途購入です。

購入すれば届いたものだけですぐ組み立て完了するところはグッドポイント!

そして組み立てもこのようにマスキングを付けてくれているので、対象のマスキングテープの色を合わせてボンドで接着するだけ。YouTube動画などもあるので組み立て自体にはそんなに苦労しないはず。

ただし、組み立てがばらけて、ボンドが床にベッタリつくとこんな感じで汚れます。でも大丈夫。ボンドなので濡れ雑巾で拭けばすぐ落ちますwww
間違ってもティッシュペーパーとかで拭いてはダメだぞ~w

シロッコファンが付いていないので別途購入です。パナソニックのFY-27BK7が推奨取り付け品とのこと。結構デカくて重い。

組み立て完了しました。ただ、木製のため、塗料汚れを掃除したいときに困ると思い、100均でPPシート買ってきて汚れそうな箇所に貼り付けました。が、しかし、マスキングテープで貼り付けてるからなのか、しばらくするとバラバラと外れてしまったのでいったんこの案はなかったことに。。。

白羽の矢が立ったのが、こちらのアプリケーションシート。Xを参考にしました。カッティングステッカー用に家にアプリケーションシートあったのでラッキー。

アプリケーションシートセット完了。すごくいいです。ただ、数日したら木製に低粘着のためか若干剥げ気味になってきたので、部分部分セロテープで固定しました。金属製なら低粘着でもよさそうですね。

ここまでで塗装ブース本体の準備はほぼ完了ですので、あとは排気を考えていきたいと思います。
まずは購入したシロッコファンに排気ダクトを接続していくのですが、うまい具合に径が合わずにハマりそうにないので以下を購入しました。ダクト用塩ビカフスというそうです。これも先輩方の知見を活用させていただきました。

購入した排気150mm径のダクトホースにカフスを装着し、アルミテープで固定します。このカフスをシロッコファンに接続し、ホースクランプで固定しました。

こちらも我が家の環境にバッチリ合うので購入しました。

こんな感じで窓枠にはめ込み、下部の穴からダクトホースを接続し、外部へ排気します。隙間風を最小限に抑えることが可能です。

ただ、この窓枠パネルのダクト径が140mmなので、ダクトホースと径が合いません。ホームセンターとかいろいろ探しまくってやっとこさ見つけたのが、以下のニップルというもの。画像、アルミテープ巻いちゃってますが、反対側も同じようになってます。ダクトとダクトを接続するコネクターみたいなもんでしょうか。
125mmでは若干ユルユルなので段ボールやアルミテープ巻いていい感じに抜き差しできる感じに加工しました。
ちなみに、これ使っても125mm径の乳首は隠せず丸見えになるのでご注意をw

抜けず、差し込みやすくといい塩梅にできましたw

外から見るとこんな感じです。外壁への塗料不着は気にしないことにしました。汚れるとしたら窓枠辺りがやばそうですね。フィルターの働きに期待します。

塗装ブース改善、完了です。

塗装ブース本体はボンドで固定されているだけで補強などが入っているわけではないので、若干強度的に不安な部分ではありますが、ひとまず様子見てガタが来たら補強してみます。

塗装が完了したら、こんな感じでダクトパネルから外してだらっとしとこうと思います。

HG一体初塗装してみました。吸気能力としてはすこぶる快適で、ラッカー塗料臭はまったくもって室内には充満しません。稼働音もそこまでうるさくなく、Mr.スーパーブースと大して変わらないくらいの音です。ただ、吸気能力はもうちょい強いのかなと思ってましたが、ティッシュペーパーが吸引されるほどの能力はないです。

さすがにここまでフィルターが詰まると吸気せず塗料が室内に充満してしまいました。フィルターレスでも良さそうですが、シロッコファンの掃除をたまにするか、はたまた頻繁にフィルター付け替えるかのトレードオフですね。

現在は使い勝手考えてアプリケーションシートと本体の間に鉄板をかませています。エアブラシスタンドを磁石で固定させることが出来ます。

ダクトホースが長すぎてだらーんとなって距離や曲がりがあると排気効率悪くなると思い極力最短距離で排気されるように工夫してます。アナログですが。

最後にかかった費用を。
購入品 | 価格(税込) |
---|---|
自作ブース組立キット | 8,800円 |
シロッコファン(パナソニック FY-27BK7) | 9,570円 |
ダクトホース(150mm、2.5m) | 1,480円 |
ダクト用塩ビカフス(150mm) | 2,519円 |
ホースクランプ2個セット(141-165mm対応 工具不要) | 495円 |
ニップル(125mm) | 415円 |
アルミ板(0.3mm 200mm×300mm) | 748円 |
窓用ダクトパネル2枚セット | 2,480円 |
総額 | 26,507円 |
アプリケーションシートやアルミテープなどすでに所持してたものはのせてません。自作塗装ブースキットのアルミテープだけでは多分足らないと思う。
どーなんだ?安いのか?思ったより高くなった気がするがまぁ排気も考えてこの金額なら予算ちょっとオーバーだけどまぁいいか。
にしても環境を整えるだけで塗装意欲がガンガンわいてきますね。最近は結構な頻度で塗装してます。そして全塗装に最適なHGもちょくちょく店頭で見かけるようになってきたので購入し、練習がてら塗装にいそしんでます。皆様も是非塗装環境を整えて良いガンプラライフを(^ω^)
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