ThinkPad X260にWindows11入れてみた

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お仕事

こんにちは。seiです。

今日は、最近配信が開始されたWindowsの最新バージョン、Windows11を要件を満たさないとされているPCにインストールしてみましたのでその様子を書いていきたいと思います。

Windows11とは

Windows 11(ウィンドウズ 11)は、マイクロソフトが開発するWindows NT系のオペレーティングシステムである。Windows 10の後継バージョンにあたる。日本では2021年10月5日に公開された。開発コードネームは「Sun Valley」であり、正式発表前はWindows 10のバージョンの一つともみられていた。Windows 11のシステム要件を満たすパーソナルコンピュータは、2015年のWindows 10リリース時と同様に無償アップグレードが可能となっている。

Wikipedia Microsoft Windows 11 https://ja.wikipedia.org/wiki/Microsoft_Windows_11

なかなか物議を醸しているWindows11です。古いPCは見捨てるのか!!という声がほとんどなんじゃないでしょうか。

ThinkPad X260にWindows11をインストールしてみる

そんなWindows11をうちのおやじが利用しているLenovoのモバイルPC、ThinkPad X260にインストールするというのが今回のミッションです。

なんでX260にWindows11いれるのか?

それはうちのおやじがどこぞで買ってきた中古のX260が使い物にならないくらいパフォーマンスが悪かったので、SSDと16GBメモリーを購入しアップグレードしたら、

「X260はあと10年は戦える・・・フフフフフフッ」

とマ・クベ様の声が聞こえてきました。

まさに、それくらい爆速のX260が爆誕したのですが、問題はハードウェアよりもソフトウェアの方。

X260が10年戦えても、2025年10月にはWindows10のサポートが終了することがアナウンスされています。あとちょうど4年。セキュリティリスクを負いながらの利用はやはり気になるため、X260をWindows11にアップグレードすればいいのではと。

しかしながら、前述したようにWindows11はハードウェアを選ぶOS。

ThinkPad X260もご多分に漏れずアップグレード対象外です。

TPM2.0はBIOSで有効化できますが、CPUはギリ届かず第6世代のi5、そしてSecureBootがBIOSモードレガシーでNG。

したがって、Windows11のアップグレードプロセスを行うと「要件を満たさない」と怒られる始末・・・。

何とかならないものかと情報を探していると、

  • レジストリを編集し、各種制限のチェックを回避する
  • インストーラーのappraiserres.dllを削除

という情報がHITしました。

レジストリの編集に関してはMicrosoft公式ながらも保証のない方法、appraiserres.dllに関しては完全に動作保証なしという状況ですが、以降自己責任をご理解いただいたうえで実施願います。

今回はお手軽に出来そうですので、後者のappraiserres.dllを廃棄する方法で進めてみたいと思います。

実は身の回りにあるWindows10をすべてWindows11にアップグレードしてしまったためスクショ等一部Windows11の状態となっていますがご了承ください。見た目以外は操作に違いはありません。

Windows11インストーラーの準備

①Windows11ダウンロードページ(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11)にアクセスし、「Windows 11 のインストール メディアを作成する」の「今すぐダウンロード」ボタンをクリックする。

②ダウンロードされた「MediaCreationToolW11.exe」を実行する。

③ライセンス条項が表示されるので「同意する」を押下します。

④Windows11をインストールするPCに合わせて設定は変更してください。その後「次へ」を押下します。

⑤USBフラッシュドライブを選択しておけばよいでしょう。「次へ」を押下します。

⑥USBドライブが複数ある場合は書き込み先を選択します。USBドライブの中身がごっそり削除されるので大事なデータは退避させておきましょう。「次へ」を押下します。

⑦USBメディアにインストーラーの書き込みが始まります。

⑧「USBフラッシュドライブの準備ができました」が表示されれば完了です。「完了」をクリックしましょう。

インストール要件チェックアセンブリの削除

次に出来上がったUSBドライブを開いてインストール要件のチェックを行っているプログラム?(appraiserres.dll)を削除します。

①エクスプローラーで作成したWindows11のインストーラーが入っているUSBドライブを開きます。「sources」フォルダーがあるのでそのフォルダーに遷移します。

②sourcesフォルダー内に「appraiserres.dll」があることを確認します。

③「appraiserres.dll」を削除でもいいと思うのですが、今回はリネームしてみました。Windows11のインストーラー準備は以上です。

ThinkPad X260にWindows11をインストール

それでは、前手順で作成したUSBドライブを利用してアップグレードインストールを実施してみます。

①Windows11をインストールするPCに作成したUSBを挿入し、「setup.exe」を実行します。

②以下の画面が表示されますので、「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更」をクリックします。

③更新プログラムはここで実行すると要件を満たしていません!でセットアップが進まなくなるので、「今は実行しない」を選択します。「次へ」を押下します。

④ここまでくればハードルはクリアです。ライセンス条項に同意します。

⑤しばらくすると「インストール準備完了」とでますので「インストール」をクリックします。

⑥あとはインストールが完了するまで待ちます。途中再起動が走ります。ThinkPad X260に無事Windows11のインストールが完了し、OSが立ち上がりました。

⑦ThinkPad X260へのWindows11のインストール完了です。

さいごに

なんか情報によっては appraiserres.dll削除するだけではだめだよとか情報があったのですが、うちのThinkPad X260では問題なくWindows11へのアップグレード完了しましたね。

今回の方法はマイクロソフトの保証外というアップグレードの手順のため、今後、何が起こるかわからない部分があります。Windowsアップデートも提供されない可能性等も出てきますが、その時は腹をくくって新しいPCにしていく必要もあるかもしれませんね。アップデート提供されないのであれば結局セキュリティリスクは高まるので本末転倒ですしね。あくまでも今回の手順は自己責任です。

ただ、高価なPC、そんな頻繁に買い替えるなんてできないのも一般人の懐事情。20年くらいは使いたいなぁ・・・。使いすぎ?

それでは失礼。ドロン。


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